三菱自動車は事業再生計画を達成するための追加施策で、コンプライアンス(法の遵守)を徹底する方針を盛り込んだ。企業風土、企業倫理改革のためで、リコール隠しなどで発覚した社内体質の一掃を目指す。
コンプライアンスを徹底するために設置したCSR推進本部にコンプライアンス・コミニケーション機能を集約し、情報収集力・発進力を高め、施策の全社統一的実行を目指す。社外の有識者などで構成する企業倫理委員会が社外の目からCSR推進本部の活動を監視するとともに、取締役会に直接答申・提言する。
また、コンプライアンスの徹底のため、計画・実行・評価のサイクルを全面的に見直し、会長、社長以下全役員と社員がコンプライアンス遵守誓約書を提出する。
今後のスケジュールでは、6月下旬に会長、社長による企業倫理遵守最優先宣言と役員による誓約書を提出し、7月に企業倫理組織や体制の見直し、全役員と社員向け企業倫理セミナーの実施、9月末に全社員が誓約書の提出、11月に2005年企業倫理遵守促進計画立案となっている。
【三菱再建計画】全役員と社員が法を遵守すると誓約書
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《レスポンス編集部》