幼稚園の送迎バス、母子をはねる

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16日朝、福岡県北九州市内の市道交差点で送迎用マイクロバスが、横断歩道を渡っていた母子をはねた。この事故で母親が意識不明の重体、男児も足の骨を折る重傷を負った。

警察ではバスを運転していた68歳の男性の前方不注意が原因とみて、業務上過失傷害容疑で事情を聞いている。

福岡県警・八幡西署によると、事故が起きたのは16日の午前8時50分ごろ。北九州市八幡西区相生町付近の市道交差点で、近くに住む34歳女性と4歳男児の母子が幼稚園の送迎バスの待合場所に向かうために横断歩道を渡っていたところ、交差点を右折してきた別の幼稚園の送迎バスに相次いではねられた。

女性は路面に転倒した際に頭を強打するなどして意識不明の重体。男児も足の骨を折る重傷を負った。

警察では送迎バスを運転していた68歳の男性から業務上過失傷害容疑で事故当時の詳しい状況を聞いているが、取り調べに対して男性は「母子が道路脇を歩いていたという認識はあった」と供述。ただし、事故現場となった横断歩道に到達した様子は確認していないらしく、「どこから出てきたのかわからない」と話しているという。

警察では前方不注意や安全確認に怠りのあった可能性が高いとして、引き続きこの男性から事情を聞いていく方針だ。事故当時、このバスには園児や教員を含めた26人が乗車していた。

《石田真一》

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