無人トラック、2km暴走…運転者を振り落とす

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18日未明、広島県広島市内の山陽自動車道で、大型トラックに対し後続の大型トラックが追突した。追突した側のトラックを運転していた男性は車外に放出されて死亡。トラックは無人のまま約2km暴走したという。

広島県警・高速隊によると、事故が起きたのは18日の午前2時50分ごろ。広島市安佐南区沼田町大塚付近の山陽自動車道上り線を走行していた42歳の男性が運転する大型トラックの後部に、後続の別の大型トラックが追突した。

追突された側のトラックは中央分離帯に接触して停止。運転していた男性にケガはなかったが、追突した側のトラックは大破したキャビンから運転していた26歳の男性を振り落とし、無人のまま現場を走り去った。

トラックは無人のまま約2.3kmを80km/h程度の速度を維持したまま走り続け、広島市安佐南区沼田町伴付近で道路左側ののり面に突っ込み、横転しているところを発見されている。運転していた男性は病院に収容されたが、頭の骨などを折り、間もなく死亡している。

警察では追突事故によって運転席を破壊したトラックのアクセルが戻らなくなるなどの状態になり、運転者を振り落とした後も衝突直前の速度を維持したまま走り続けたとみている。

死亡した運転手には他車にはねられたような痕跡もあることから、警察では死亡ひき逃げ事件としても捜査を継続する方針だ。

《石田真一》

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