ホンダは、2005年9月から適用される歩行者頭部保護基準を、ミニバンの『オデッセイ』が認可したと発表した。基準の開始1年以上前に前倒しで初めて取得した。
この基準は、乗用車と一部の貨物車を対象に、ボンネットの衝撃緩和性能を規定するもので、新型車は2005年9月から、継続生産車は2010年9月から適用される。
ホンダでは歩行者傷害軽減ボディを採用、致命的な傷害となる歩行者の頭部の対応に加え、傷害の多い脚部への対応も行って、ボンネットフードやワイパー取り付け部などに衝撃吸収構造を採用している。
1998年9月に発売した『HR-V』を皮切りに適用を拡大しており、現在ではほとんどの車種に歩行者傷害軽減ボディを採用している。