マツダ『ベリーサ』(6月28日発表・発売)の足回りは、フォードグループBセグメントシャシーのもの。すなわち『デミオ』、フォード『フィエスタ』と共通ものが採用されている。
サスペンションは前:マクファーソンストラット、後:トーションビーム式。左右フロントサスはストラットタワーバーで結合されている。ストラットマウント部は、ショックアブゾーバーとスプリングの入力を別々に受け止める入力分離式。スプリングの共振特性の制約を受けないため、ショックアブゾーバーを最適チューニングできたという。
フロントサスにはスタビライザーが備えられるが、ピボットをサスペンションアームではなくショックアブゾーバーに取り付けることで、ステアリングインフォメーションを高めている。
ショックアブソーバーはデミオ、『アクセラ』と同様、モンローのブランド名で知られるドイツのTenneco製。フォードとの共同調達によって、グレードの高い部品を安く調達することができたという。
リアには反応特性に優れたガス封入式モノチューブダンパーを採用し、高レベルの路面追従性を確保している。