トヨタ自動車の張富士夫社長は5日、米国での新車販売の好調を受け、2004年の販売計画を上方修正する考えを明らかにした。当初、195万台の計画だったが200万台水準に引き上げられる見通しだ。
トヨタの今年上半期(1−6月)の米国新車販売は、前年同期比10.5%増の100万4636台と、過去最高に達している。昨年7月から今年6月まで各月次での最高が続いており、通年で初の200万台達成が見えて来た。
張社長は「コンポーネンツなどで供給不足になっているものもあり、日米の生産状況を見ながら(修正値を)決めたい」と述べた。今月20日に予定されている記者会見で張社長が新たな計画台数を発表する。