米6月の新車販売減で新たな作戦

自動車 ビジネス 企業動向
米6月の新車販売減で新たな作戦
米6月の新車販売減で新たな作戦 全 1 枚 拡大写真

アメリカの6月の新車販売は、ビッグ3が昨年比で10%前後の減少、それに対してトヨタ、ホンダ、日産、ヒュンダ(現代)、キア(起亜)、BMWは微増と、ビッグ3にとって非常に厳しい結果だった。

ビッグ3の2004年モデル在庫数は10年来の大幅増となり、ビッグ3はこの在庫処分に躍起となっている。

まずインセンティブ面だが、GMが1台あたり4312ドル、クライスラーが3569ドル、フォードが3328ドルと史上最高となっている。

インセンティブ額が最高のブランドはキャデラックで、6325ドル、続いてリンカーンの5610ドルと、ラグジュアリーブランドでは特に顕著だ。しかもGMではリースの月額も平均で30ドル下げ、なんとか在庫をはかせようとしている。

これに対しインポートブランドでは、日産が1550ドルと最高のインセンティブを提示しているものの、トヨタは749ドル、ホンダは597ドルと、ビッグ3にくらべるとかなり低い。特にインセンティブが低いのはMINI(ミニ)で、1台あたり41ドルという数字。

インセンティブはビッグ3では当分高止まりが続きそうで、在庫がはけても利益幅はかなり縮小することになりそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  2. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. 「まさにアメリカンスポーツの最高到達点」1000馬力越えの『コルベット』にSNSも注目!コスパ最強ハイパーカー誕生か
  5. 背もたれに貼り付いた子どもたちの頭髪に…学術集会で議論された「ジュニアシートの適正使用」【岩貞るみこの人道車医】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る