レンタカーへのGPS搭載に「待った」

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アメリカでは、レンタカー会社がクルマにGPSデバイスを装着し、ドライバーの速度違反に対して独自の罰金を課する、というようなことが起きている。

元々は車両盗難防止を防ぐために設置されたGPSだが、ドライバーにとってはプライバシーの侵害、違法な罰金などの問題となっている。カリフォルニア州ではこれに対し、レンタカー会社にGPS搭載を禁じる法案を提出、来月採決が行われる。

アメリカでは州ごとに法律などが異なるため、レンタカーの契約でも「州内だけの利用」と「州外での利用」が分けられてるケースが多い。

ところがカリフォルニアでは、ラスベガス(ネバダ州)へのレンタカー利用が多く、中には料金が安い「州内」契約を結ぶ者もいる。そこでレンタカー会社ではGPSにより、実際に州内だけで利用されたかをトラッキングする。

しかしそれがエスカレートし、「速度違反」に対しレンタカー会社が罰金を請求する、というような事態になっているのだ。

大手レンタカー会社ハーツなどは、法案に基本的に賛成ながら、「GPS搭載は高級モデルのレンタカー盗難防止に役立っており、バランスが必要」とコメントしている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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