三菱電機が音声ガイダンス機能付きDSRCシステムを開発

自動車 テクノロジー ITS

三菱電機は、高速・大容量・多チャンネル通信でマルチアプリケーション対応可能な無線規格DSRC(Dedicated Short Range Communication)の応用システムを開発。国内で初となる音声ガイダンスで走行支援や各種サービス案内などをリアルタイムでサポートすることが可能となった。

現在運用されているETC車載器はDSRCを用いているが、用途は道路通行料金の支払いに留まっている。しかも、DSRCの規格の一部のみを使用しているに過ぎない。

しかし、DSRCの規格をフルに使うことで、駐車場などでのクルマや個人の認識によるノンタッチ化、キャッシュレス化などが可能になるだけでなく、道路交通情報や案内、警告などの走行支援も行うマルチアプリケーションの実現が期待されている。

三菱電機では、高速・大容量なDSRC通信用モジュールを開発、マルチアプリケーションを実現するための路側機器と車載器間のプラットフォームを構築。さらにITS(高度道路交通システム)の実現に向け、音声ガイダンス機能を搭載したDSRC応用システムと開発した。

昨年のモーターショーでも展示したが、2004年10月に開催されるITS世界会議にも参考出展する予定だ。実用化は2005年度中を目指している。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  3. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る