公訴時効まであと20日あまり、ひき逃げ容疑者逮捕

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石川県警は14日、公訴時効まであと20日あまりに迫っていたいた死亡ひき逃げ事件の容疑者として、44歳の女を愛知県名古屋市内で発見。容疑を大筋で認めたために業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

石川県警・津幡署によると、問題の事故は1999年8月3日に発生している。同日の午後9時21分ごろ、内灘町大学1丁目付近の交差点で、「自殺してやる」と路上に横たわっていた当時33歳の女性を宇ノ気町(現在のかほく市)方面へ走行していたクルマがはね、死亡させたというもの。

容疑車両は現場から逃走し、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始したが、物的な証拠が少なく、目撃情報も無かったことから迷宮入りしていた。

ところが今年1月になり、同署が別のひき逃げ事故を捜査していた際に「5年前に事故を起こしたといっていた女がいた」との情報を得た。その後に周辺捜査を開始し、今年3月にはこの女が容疑者として捜査線上に浮かび上がったが、それまでの住居を引き払って逃亡していた。

今月になり、名古屋市内に潜伏しているとの情報をつかみ、JR名古屋駅近くのサウナで女の身柄を拘束。任意での取り調べを行っていた。その結果、「何か踏んだような感触があるのはわかっていたが、人とは思わなかった」という供述が得られたため、容疑を大筋で認めたと判断。14日までに業務上過失致死と道交法違反容疑で逮捕した。

死亡ひき逃げ事件の公訴時効は今年8月2日で、時効まであと20日ほどを残した段階での逮捕となった。

《石田真一》

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