19日夕方、徳島県鳴門市内の岸壁で、73歳の男性が運転するクルマが方向転換しようとした際、この男性の妻で69歳の女性に背後から衝突した。
女性は岸壁から約2.5m下の海に転落。間もなく救助されたが収容先の病院で死亡した。溺死と見られている。
徳島県警・鳴門署によると、事故が起きたのは19日の午後4時50分ごろ。鳴門市瀬戸町付近の岸壁で、釣りに訪れていた73歳の男性が自分のクルマを方向転換させようとした際に誤って後退し、男性の妻にあたる69歳の女性の背後に突っ込んだ。
女性は前のめりに海面へ転落、姿が見えなくなった。近くにいた別の釣り客が異変に気づいて消防に通報、同時に女性を救助して近くの病院に収容した。女性は事故から約1時間後に収容先の病院で死亡が確認された。
男性はクルマを移動させようとした際に事故を起こしたとされる。急加速したような痕跡もないことから、警察では後方確認の怠りから事故を起こしたものとみて、業務上過失致死容疑で男性から事情を聞いている。
