列車に乗用車が突っ込む…運転者は逃走

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23日早朝、群馬県伊勢崎市内の東武鉄道・伊勢崎線の踏切で、通過中の列車に乗用車が突っ込む事故が起きた。運転していた若い男は現場近くにクルマを放置。走って逃走している。

警察では過失往来危険容疑でクルマの所有者から話を聞くとともに、運転者の行方を追っている。

群馬県警・伊勢崎署によると、事故が起きたのは23日の午前6時30分ごろ。伊勢崎市中央町付近の東武鉄道・伊勢崎線の伊勢崎−新伊勢崎間にある踏切で、通過中の伊勢崎発浅草行き準急電車(6両編成)と乗用車が衝突した。

事故当時、踏切の警報機や遮断機は正常に動作しており、遮断棹は完全に下りていた。乗用車は遮断機の存在を無視するのようにこれを突破。電車の左側部と衝突している。

衝突後、乗用車はバックし、そのまま近くの空き地に乗り入れる形で停車したが、運転していた20歳代の茶髪の男は走って逃走。行方がわからなくなった。

衝突された電車の車体に被害は無かったが、ポイントなど軌道の一部に障害が発生しており、現場付近で電車の運行が約1時間に渡ってストップ、後続の電車8本が一部区間で運休し、5本に最大40分の遅れが出た。通勤通学に電車を利用する約1500人に影響が出たと推測されている。

事故を起こした乗用車は長野ナンバーで女性名義だが、運転していた男の容姿がこの女性と同居している男性と酷似しており、警察ではこの男性が運転していたものとほぼ断定し、その行方を追っている。

《石田真一》

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