トヨタ自動車は、来年1月からの自動車リサイクル法で、ユーザーが負担するリサイクル料金を公表した。
それによると『ヴィッツ』が9100−9700円、『カローラ』が9840−1万0740円、『マークII』が1万2060−1万2660円、『ウィッシュ』が1万1500−1万2100円などとなっており、全体的に先に発表した日産自動車や富士重(スバル)、マツダなどと比べて割安な戦略的な価格となっている。
とくに、ヴィッツやカローラの9000円台は軽自動車並みだ。リサイクル料金は日産がトップバッターを切って発表、注目されたことからトヨタは焦ったとされている。このため、他社の出方を伺って先行して発表した他社よりも安く設定したと見られる。
同社では、リサイクル料金は車種ごとに設定するなど、分かり易い料金体系にするとともに、長期的な視点から所有者負担の最小化を図ったとしている。