ミシガンにあるコンサルティング会社、プランニング・パースペクティブス社が行ったアメリカの自動車パーツ製作会社に対するアンケート調査の結果、興味深い傾向が明らかになった。
ほとんどのパーツメーカーが、「ビジネスをしたい相手」としてトヨタ、ホンダの名前を挙げ、逆に「一緒に仕事をしたくない相手」にはビッグ3が挙げられたという。
理由としては、トヨタ、ホンダをはじめとする日本メーカーはより強固なパートナーシップを構築する方向でビジネスを行うが、ビッグ3はコスト削減ばかりを要求し、最新、最高のテクノロジーを導入することに積極的ではないため、などが挙げられた。
調査結果を年次白書として発表したジョン・ヘンケ氏は、「ビッグ3ほどサプライヤーを大切にしないメーカーはない」と語り、こうした傾向が品質管理や新技術開発の点で今後大きな影響を及ぼす、と警告している。