刃物を振り回しクルマを急発進、容疑者に拳銃発砲

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16日、茨城県ひたちなか市内の住宅地で、盗品等有償譲り受け容疑で逮捕状の出ていた男が警察の摘発から逃れようと、刃物を振り回しながらクルマに乗り込み、警官に向けて発進させようしたため、警官が容疑者に向けて拳銃を発砲するという事件が起きた。

男に切りつけられた警官2人が軽傷。至近距離から銃撃された容疑者の男は重体となっている。

茨城県警・ひたちなか西署、同・機動捜査隊によると、事件が起きたのは16日の午前7時ごろだという。ひたちなか市湊泉町付近の住宅地で、盗品等有償譲り受け容疑で逮捕状の出ていた59歳の男の身柄を確保しようと、同署員らがこの男の自宅を訪れたところ、男が刃渡り約14cmの刃物を振り回しながら飛び出してきた。

男は付近に止めてあった自分の所有する乗用車に乗り込み、窓から刃物を振り回して威嚇しながら逃走しようとした。しかし、複数の警官がクルマを取り囲んでこれを阻止。

男はそれでもアクセルを空吹かして発進する姿勢を示していたため、機動捜査隊に所属する37歳の警部補が「このままでは危険が及ぶ」と判断。拳銃を男に向かって構えた状態で「刃物を放せ、クルマから降りて来い」と命じた。

しかし、男はこれを無視。刃物を振り回して、男を取り押さえようとしていたひたちなか西署に所属する50歳の警部補に切りつけたため、「撃つぞ」と警告した後にまず1発を発砲。男は撃たれても抵抗を止めようとしなかったため、再度「撃つぞー」と警告してもう1発を発砲した。

比較的至近距離から発砲されたため、拳銃の弾は2発とも男の体に命中。男は病院に運ばれたが、重体となっている。2発のうち1発は腹部に当たり、もう1発は右胸に命中して背中へ貫通したものとみられている。

男を確保する際に切りつけられた警部補も全治2週間程度の軽傷を負っている。

男の所持品からは覚せい剤とみられる粉末も発見されており、警察では「容疑者が刃物を振り回していることや、クルマを急発進させようとしていたことから、警部補は本人や同僚に危害が加わると判断したようだ。発砲は正当な職務の一環と判断している」とコメントしている。

《石田真一》

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