三菱自動車工業は26日、国土交通省内で会見を開き、過去のリコール(回収・無償修理)調査結果を公表した。
1979年までさかのぼり、商品情報連絡書や販売会社向け技術レター、ロードマンガイドレターなど、あらゆる不具合に関する書類を調べた結果、リコールなど正規の手続きを経ないで処理していた「指示改修」案件が224件見つかった。
このうち、31件については市場措置(リコールや改善対策など)を実施済みで、残る193件のうち、『ミニカトッポ』のカムシャフト加工不良の1件はリコールを届け出る。
その他192件については、「三菱自動車として市場措置の発動は不要」(同社)としているが、国交省と協議して最終的な対応を決める見通しだ。
同社としては、これで一連の不祥事を打ち止めにし、信頼回復に取り組みたい考え。