自らオービスに撮影される…警視を書類送検

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千葉県警は8月29日、交通機動隊の警視が、オービス(速度違反自動取締機)の性能を試す目的で、自らが所有するバイクを使って故意に速度違反する不祥事が起きていたことを明らかにした。

警察ではこの警視を道路交通法違反(速度超過)で近く書類損件する方針だ。

千葉県警・交通部によると、実験を名目に個人で所有するバイクを使い、故意に速度超過違反状態で走行していたのは、交通機動隊で隊長職にある58歳の警視。

この警視は、今年6月14日の深夜、「著しい速度超過違反を行ったバイクがオービスでどのように撮影されるのか」を調べる目的で、市川市塩浜付近の国道357号線で自らが所有するバイクを使い、法定速度を50km/hオーバーする約110km/hで走行していた疑いがもたれている。

警視は走行の直前、オービスの動作を遠隔監視している部下に対して「これから塩浜で実験するから」などと連絡していた。オービスは速度超過した警視のバイクをしっかりと撮影していたが、テスト名目だったために違反処理はなされないままだった。

8月上旬になり、県警の交通部に対して匿名の投書が送られたことから捜査を開始。県警の事情聴取に対して警視は「バイクは速度違反が行われた場合に運転者の特定が難しく、オービスも含めた取り締まり方法を検討するために実験を行った」と認めている。

県警では「職務の熱心さから生じたのは間違いない」としながら、この実験が交通部の了承を得ることなく警視の独断で、しかも自己所有のバイクを使って行われたことを問題視。交通部長が口頭で注意を行うとともに、通常の速度超過違反として処理することになった。

《石田真一》

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