ETCによるトラブル・事故実態が明らかに…

自動車 テクノロジー ITS

ETCによる物損事故が03年度に1000件以上発生し、開閉バーが開かないトラブルも月平均4000件ほど起こっていることが3日、わかった。

民主党の細川律夫衆院議員らが出した質問に対する答弁書によると、物損事故件数(4公団に地方の道路公社分を加えたもの)は01年度の239件以降、02年度702件、03年度1072件と大幅に増えている。

一方、人身事故は01年度3件、02年度4件、03年度4件という推移だが、このなかには料金収受員が通過車両にはねられて死亡する痛ましいケースも含まれている。

物損事故の原因(03年度)は「ETCカードの未挿入等」が最も多く587件を占めるが、ドライバーに罪のない「無線交信の異常」も222件あった。

国土交通省はETC全体の利用率(1カ月あたり5000万台がETCを使っており、開閉バーのトラブルが4000件としても確率は0.008%)を引き合いに出し「発生率は極めて低い」と説明しているが、システムの不具合で事故に遭遇したドライバーにしてみれば納得がいかないだろう。

JHらはカード挿入を促す横断幕を設置したり、カード未挿入車を察知し、レーン直前に警告情報を送信する「予告アンテナ」を設置するなどの対策を進めているという。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 燃えるエアフィルターに有害なブレーキも…メルセデスベンツの粗悪偽造品、2024年は150万点超を押収
  4. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  5. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る