酒気帯び運転の発覚を恐れ、女性を引きずる

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広島県警は1日、酒気帯び状態で前走車に追突する事故を起こし、逃走しようとした際にこれを阻止しようとした女性をひきずって軽傷を負わせたとして、広島市内に住む5男を傷害容疑で逮捕した。

警察では道路交通法違反(ひき逃げ)容疑でも調べを進める方針だ。

広島県警・広島西署によると、傷害容疑で逮捕されたのは、広島市中区内に住む57歳の男。問題の事件は今年8月17日の深夜に発生している。

同日の午後11時45分ごろ、広島市佐伯区五日市中央4丁目付近の市道で、信号待ちで停車していた31歳の女性が運転するクルマに後続車が追突した。女性はすぐにクルマを降り、後続車を運転していた中年の男と話をしたが、途中でこの男の呼気が酒臭いことに気づいた。

女性は男に対して飲酒の有無を尋ねたが、男は直後にクルマを発進させて逃走を開始した。女性はこれを阻止しようと運転席の窓にしがみついたが、男は女性を約40m引きずり、途中で振り落として逃走した。

女性は逃走したクルマのナンバーの一部を覚えており、警察がこれを基に捜査を行ったところ、広島市中区内に住む男の存在が浮上。任意で調べを進めてきたが、容疑を認めたために傷害容疑で逮捕した。

男は知り調べに対し、女性をひきずったことについては大筋で認めており、当日の飲酒運転もほぼ容認している。しかし、アルコール量の推定が難しいことから、現時点では道交法違反(酒気帯び運転)の違反適用は難しいとしている。

《石田真一》

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