【次世代型カーウイングス】もっと使って…コンパスリンクライト無料に

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【次世代型カーウイングス】もっと使って…コンパスリンクライト無料に
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日産のカーウイングスといえば、ハンズフリー通話機能を使い、オペレーターにルート設定などを一任できる「コンパスリンクライト」という非常に便利なサービスがあり、ナビの操作を苦手とするユーザーにも好評だった。

導入当初から有料サービスのひとつで、徐々に安くはなってきたが、現在も月額472円(年一括払いだと5250円)のサービス料を徴収している。だが、今年10月1日以降にカーウイングス対応ナビ装着車を購入したユーザーは、なんとこれらが3年間無料になるという。

日産自動車の電子技術本部・IT開発部の宮田幸生ITユニット開発グループ主査は「秋から導入する『ティーダ』や『フーガ』では、過去の交通情報データを用いた最速ルート案内など、これまでよりも複雑なサービスも導入されます」と語る。

「新しいサービスを始める以上、これらは使ってもらわなくては意味がありませんから、使いにくいと思われないようにする対策が必要です」と説明する。その対策がコンパスリンクライトの無料化、そしてサービス自体の充実というわけだ。

現状、コンパスリンクライトのオペレーターサービスは午前7時から午後10時までの間だった。10月以降はこれを24時間化し、有人エージェントとしての機能をさらに充実させることになる。

「ブルートゥース内蔵の携帯電話による接続もそうですが、多機能なナビ=難しくて使えないと思わせないことが重要なのです。フーガあたりのクルマになりますと、比較的年配の方も使うことになりますから、あるゆる意味で操作性の改善を図らなくてはなりません」

「自分で操作することも重要ですが、さらに敷居を低くするには有人エージェントとしてコンパスリンクライトの充実を図ることが得策と考えました」と宮田主査は語る。

操作性の抜群なインターフェイス、ブルートゥース内蔵の携帯電話ならワイヤレスで使えるハンズフリー。そして24時間、無料化された有人エージェントのコンパスリンクライト。

次世代型のカーウイングス対応ナビは、自動車メーカーの純正ナビの価値をこれまでよりもっと高い位置に引き上げることとなった。

《石田真一》

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