シンナー吸引と無免許の発覚を恐れ、弟の名を騙る

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三重県警は14日、シンナーを吸引して乗用車を運転中に他車との接触事故を起こし、警察の取り調べを受けた際に実弟の名前を騙って摘発を逃れようとしたとして、奈良県内に住む男を逮捕した。男は容疑を大筋で認めている。

三重県警・名張署によると、毒劇物取締法違反(シンナー吸引)、有印私文書偽造と同行使、道路交通法違反(無免許運転)の容疑で逮捕されたのは、奈良県内に在住する26歳の男。

この男は昨年4月14日夜、名張市夏見付近の国道165号線で乗用車を運転中、突然Uターンを強行して他のクルマと接触する事故を起こした。

通報を受けた同署員が現場に急行し、運転していた男に職務質問した際、男の着衣からシンナー臭が漂っていること、車内にシンナーが入っていたと思われるビニール袋が落ちていることを発見した。

同署員は男に任意同行を求めたが、男はシンナー吸引の疑惑を否定。免許証は不携帯だったが、供述どおりの内容で確認が取れたため、道交法違反(免許不携帯)で違反処理を行い、一旦釈放した。

ところが後の調べで、任意同行の際に男が名乗った免許証の所有者は事故とは何ら関係ないことが明らかになった。さらに調べを進めたところ、指紋などから免許所有者の実兄が関与した可能性が高くなり、今年に入ってから事情聴取を進めていた。

これまでの調べで、男は事故当時にシンナーを吸引していたことや、無免許でクルマを運転していたことを大筋で認めており、警察では行状が悪質として逮捕に踏み切った。

《石田真一》

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