フォード、『TH!NK』の取り扱いで二転三転

エコカー 燃費
フォード、『TH!NK』の取り扱いで二転三転
フォード、『TH!NK』の取り扱いで二転三転 全 1 枚 拡大写真

フォードでは今年の4月、小型電気自動車『TH!NK』(シンク)のリース販売停止の方向を打ち出した。

TH!NKは元々ノルウェイ政府直営の企業だったが、フォードが買収、2001年には150台をアメリカ国内でリースした。

採算が合わないとしてTH!NKからの撤退を表明したフォードだが、これに環境団体、さらにはノルウェイ政府も抗議。コトはヨーロッパとアメリカ政府の外交のトピックにまで発展した。

このため、フォードでは国内とヨーロッパにあるおよそ300台のTH!NKを回収、ノルウェイに返還する方針を固めた。ノルウェイ政府ではこれらTH!NKをリビルドし、ユーズドとして販売する、という。

フォードでは初期リースの150台についてはすでに回収、スクラップ化しているが、この点についても批判の声が挙がっている。

TH!NK買収はフォードに大幅な赤字をもたらしただけではなく、国際的な批判というマイナス要素までつく、失敗の戦略に終わったようだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
  5. スバル『フォレスター』試乗して分かった日本車に対する本音とは…9月の試乗記ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る