負傷した乗客をバス停に放置…大阪市交通局

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大阪市交通局は21日、バスの運転手が、急ブレーキの弾みで前の座席に足を打って負傷した車いすに乗った男性客をバス停で降ろし、そのまま放置するというトラブルが今年8月に起きていたことを明らかにした。

警察も道路交通法違反(救護義務違反)容疑で取り調べているという。

大阪市交通局によると、問題の事故は今年8月19日に発生している。同日の午後6時50分ごろ、東住吉区杭全2丁目付近の市道を走行していた市営バスが急ブレーキを掛けた際、車椅子スペースで車いすのまま乗っていた30歳の男性が前の座席に右ひざを強く打ちつけた。

男性は46歳の運転手に対して痛みを訴えたが、この男性が目的地としていたバス停が近づいていたため、付添人とともに降車させた。

この際、運転手は2人に対して「営業所に連絡して、ここに誰か来るようにするので待っていてください」と話し、そのままバスを発車させた。

2人は30分ほどその場で待ち続けたが、誰も来る気配がなく、足の痛みも増してきたために110番通報を行い、警察に救助を求めた。

警察は交通局に対して事実確認を求め、これを受けた同局が救急車を手配。男性は事故から約45分後に到着した救急車で病院に運ばれて治療を受け、全治1週間の軽傷と診断されている。

管轄の大阪府警・東住吉署では、運転手が必要な救護義務を怠ったと判断。道交法違反容疑で取り調べを行っている。この際、運転手は取り調べに対して「気が動転していた」などと供述していたようだ。

同局では「負傷したお客様を放置することは通常考えられない。今回の件では大変なご迷惑をお掛けした」と謝罪しており、近く運転手に対して何らかの処分を行うとしている。

《石田真一》

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