【トヨタ アイシス発表】自社で食い合うことはない

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【トヨタ アイシス発表】自社で食い合うことはない
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気がつくと時代はミニバン隆盛期。トヨタだけでも10車種のラインナップがある。そこで気になるのは新登場の『アイシス』はじめ各車が自社内で食い合うことはないのかということだ。

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この点についてアイシス開発の責任者、商品開発本部・第2トヨタセンターの中越裕三チーフエンジニアは「お客様のニーズは微妙に異なっているし、各モデルもそれに合わせて細分化しているので食い合うという状況にはいかないと思う」と話す。

「例えば『ウィッシュ』の場合は、ミニバンとしての使い勝手を求めながらスポーティーな乗り味のクルマを求められる方がお買い求めになります。『ノア』や『ヴォクシー』は走りよりも居住性や乗車人数を重視する方に。『エスティマ』や『アルファード』はさらに大きなクルマが欲しいというお客様に選んでいただいております」

「その中でアイシスの位置付けは“常にフル乗車はしないけどシートは多人数分が欲しい”とか、“大きな空間を活用し、より多くの荷物を積載したい”という、どちらかといえばマルチユース寄りに振ったものとなります」と中越チーフエンジニア。

3列目のシートは備わっているが、床下格納機能を持っているため、他のモデルよりも若干シートバックが薄くなっている。これは常にフル乗車をするのではなく、3列目を格納して荷室として使うことが多いだろうという考えに基づいたためだという。同じクラスとされるノア/ヴォクシーとの相違点は3列目シートを「常時使うか、否か」にある。

ウィッシュも3列目の常時使用をあまり考えていないが、こちらとの相違点は「スポーティな走りを楽しめるか、否か」になる。スタイルもウィッシュはルーフが低くスタイリッシュだが、アイシスはそれよりも居住性を重視方向に振ってあり、こちらもニーズが異なっている。

中越はチーフエンジニアは「ライバルは社内ではなく他社」と強調する。アイシス最大のライバルとして現時点で仮想敵と想定しているのは、この冬に出てくるといわれている日産『ラフェスタ』のようだ。

《石田真一》

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