三菱自動車は、本社で臨時株主総会を開いた。6月に発行した優先株が普通株式に転換されるのを前に授権株式数を引き上げるため、定款の一部を変更するためだ。
定款の変更で、授権株式数を現行の59億3375万5000株を99億6178万5000株に拡大した。
同社の8月末現在の発行済み株式数は24億9004万3891株で、発行可能株式数が34億4021万1109株しかない。一方で、優先株の普通株への転換が進むと、授権株式総数が足りない可能性がある。
このため、授権株式数を引き上げるため、臨時株主総会で定款の一部変更などを諮り、承認を受けた。
総会では、依然とし三菱車の品質問題などについて追求する質問が相次いだ。出席した株主は240人で、所要時間は1時間59分。意見を含む12人が質問した。