シンクタンクの富士キメラ総研は、自動車のエレクトロニクス化が進み、半導体、センサ、電子部品など自動車産業に不可欠な車載電装システム・デバイス市場を調査し、その結果を『車載電装デバイス&コンポーネンツselect2004』にまとめた。
調査結果では、車載電装デバイス&コンポーネンツの2003年の世界市場は8兆1400億円弱で、今後も年率5−6%の成長が見込まれる。とくに、安全関連、通信関連、エレクトロニクス化に伴う半導体の採用増加にけん引される形で、2010年には12兆円規模に成長すると予測。
自動車のエレクトロニクス化は安全、情報、環境の3つのテーマで進む見通し。とくに、安全関連デバイスやシステム、車載用情報通信機器デバイスは高成長が見込める分野で、センサや半導体、車載用カメラ、レーダーモジュールなどの成長が見込めるとしている。
今後の傾向として安全、情報のほか、環境をテーマにしたエレクトロニクス化が一層進むとしている。
車載デバイス&コンポーネンツ市場、2010年に12兆円
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《レスポンス編集部》