貨物列車との距離、10cm…線路内に進入、危機一髪

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2日、秋田県岩城町内のJR羽越本線で、誤って線路内に乗り上げてしまった乗用車と、通過中だった札幌発大阪行きの貨物列車が衝突寸前になる事故が起きた。クルマと貨物列車の間隔はわずか10cmあまりだった。

秋田県警・本荘署、JR東日本・秋田支社によると、事故が起きたのは2日の午前5時45分ごろ。

岩城町道川烏森付近の町道で、68歳の男性が運転する乗用車がきつめの左カーブを曲がりきることができず、そのまま直進するように、道路右側を並走するJR羽越本線・道川−岩城みなと駅間の線路内に進入した。

乗用車は町道よりも約60cmほど高い位置にある線路敷に車体を乗り上げるような状態で停止し、身動きができなくなった。

男性は発炎筒を用意するなど、事故の発生を周囲に知らせる準備をしようとしたが、そこに札幌発大阪行きの上り貨物列車が接近。

貨物列車を運転していた機関士も前方で立ち往生する乗用車に気がついて急ブレーキ操作を行ったが、200mほど行き過ぎたところでようやく停止した。

立ち往生したクルマと通過していた貨物列車との間には約10cmの間隔があった。貨物列車は安全確認のために現場で約55分間停車したが、その後に運転を再開している。

線路と町道の間にはフェンスなどは設置されていなかった。警察では男性から過失往来危険容疑で事情を聞いている。

《石田真一》

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