1日に2件の死亡事故…鹿児島県警「異例の事態」

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4日、鹿児島県阿久根市内で2件の交通死亡事故が相次いで発生した。両現場は数百メートルしか離れておらず、管轄の阿久根署はもちろん、鹿児島県警本部でも「異例の事態」として、事故防止に向けたパトロールや啓蒙活動を強化するとしている。

鹿児島県警・阿久根署によると、1件目の事故が発生したのは4日の午後6時ごろ。阿久根市大川付近の国道3号線で、近くに住む73歳の女性が犬の散歩のために道路を横断しようとしていたところ、走ってきた軽トラックにはねられた。

女性は近くの病院に搬送されたが、全身を強打しており、間もなく死亡した。

現場は横断歩道や信号機の設置されていない場所。警察では軽トラックを運転していた58歳の男性から業務上過失致死容疑で事故当時の状況を聞いているが、調べに対して男性は「横断しようとしていた女性を発見し、急ブレーキを掛けたが間に合わなかった」と話しているという。

2件目の事故は同日の午後10時30分ごろ、阿久根市大川付近の市道で、77歳の男性が運転する軽トラックがセンターラインを越えるかたちで路外に逸脱。道路脇の立ち木に激突した。男性は近くの病院に運ばれたが、頭を強打しており、間もなく死亡した。

当初はハンドル操作ミスとみられていたが、この男性が酒気帯びだったことが後に判明している。酒に酔った状態でクルマを運転し、さらにはシートベルト非着用だったことが被害を大きくしたようだ。

相次いで発生した2件の交通死亡事故の現場は、わずか250mしか離れていない。同署では「異例の事態」と認識。交通安全に向けたパトロールを強化するとともに、高齢者を対象とした交通安全の啓蒙活動を強化したいとしている。

《石田真一》

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