【インプレ'04】下野康史 トヨタ『ポルテ』 “クルマのドア”じゃなくて、“ドアのクルマ”

試乗記 国産車
【インプレ'04】下野康史 トヨタ『ポルテ』 “クルマのドア”じゃなくて、“ドアのクルマ”
【インプレ'04】下野康史 トヨタ『ポルテ』 “クルマのドア”じゃなくて、“ドアのクルマ” 全 1 枚 拡大写真

夫婦ふたり、月末までだいぶあるのに、お金が3000円しかない。どう食費に使うかと思案した末に、紀ノ国屋で1枚3000円のステーキを奮発して、一気に使ってしまった、という知人から聞いた体験談を思い出させる快作。

コセコセ小細工を弄さず、左側に大きな電動スライドドアを1枚与えたら、コンパクトワゴンがこんなに使いやすく、楽しくなった。「クルマのドア」じゃなくて、「ドアのクルマ」である。

リアシートの広さと、居心地の新鮮さは類をみない。踊り場のような後席フロアには、MTBが立てたまま置ける。今年のトヨタ車のベストである。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★☆
フットワーク:★★★☆☆
オススメ度:★★★★★

下野康史| モータージャーナリスト
自動車専門誌の編集部を経て、モータージャーナリストに転身。現在はクルマ雑誌を始め、週刊誌のコラムなど幅広く執筆活動を行っている。親しみやすい文体のなかに見える、鋭い着眼点や独特の語り口にファンは多い。

《下野康史》

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