予約注文開始、神尾寿著『自動車ITS革命!』18日出版

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予約注文開始、神尾寿著『自動車ITS革命!』18日出版
予約注文開始、神尾寿著『自動車ITS革命!』18日出版 全 1 枚 拡大写真

速報である。レスポンスの特約記者として、「神尾寿のアンプラグドweek」連載や「カーマルチメディア・インサイダー」インタビューを担当してくれている通信・ITSジャーナリストの神尾寿氏が、初めての著書を刊行する運びとなった。

本のタイトルは『自動車ITS革命!』、サブタイトルは「カーメーカーと通信キャリアのテレマティクス&ITS戦略」となっており、トヨタ、日産、ホンダ、NTTドコモ、KDDIの5社のキーマンおよびその周辺を丹念に取材してまとめた著だ。

実はこの私もできたての見本を手にしてまだ読み終えていない。

だが、著者から取材の状況、執筆、校正の段階、何度も伸びる発売予定日を聞いていただけに、この著が彼の実力を出し切った渾身の作となっていることを保証しよう。

なぜ、発売日が伸びに伸びたか。

つい先日発表された日産とホンダの第三世代テレマティクスの内容を盛り込んだからだ。そしてその情熱は来年登場するトヨタの第三世代テレマティクスの中身までほぼその全容が書かれているではないか。真っ先にその部分のみ拾い読みしてしまった。

あのトヨタが発表の半年も前に、ここまで踏み込んだ内容が書物になることを許したわけだから、著者との間に激烈なやり取りがあったと容易に察することができる。しかし、著者の粘りとこだわりの狙いは明確である。彼は第三世代テレマティクスの“その先”を本書の中で見通したかったのだ。

著者一流のビジネス感覚と洞察力は通信業界の急成長に触れてきた訓練のたまものに違いない。IT通信で成功するには推進力となるビジネスモデルが不可欠である。テレマティクスや安全ITSが“商品”となっているか、ビジネスモデルを内包しているか、離陸するための条件は何か。著者の視点は鋭く検証してゆく。

ITSは技術で語られることが多いが本書の視点はまったく違う。テレマティクス&ITSは急激に変わるライフスタイルが求める必然と考えているのだ。本書を手に、同じく18日から始まるITS世界会議in名古屋を歩いてみよう。これまでとまったく違う世界が見えるかもしれない。

(書籍名)
自動車ITS革命!
カーメーカーと通信キャリアのテレマティクス&ITS戦略
ココから購入できます

神尾 寿・著
ダイヤモンド社  10月18日発売  定価2100円(本体2000円+税)

<著者略歴>
神尾 寿(かみお ひさし)
通信・ITSジャーナリスト。専門は通信およびITSのビジネスと技術の動向分析。主な執筆先は、IRI-CT社の自動車媒体「レスポンス」、ソフトバンク・アイティメディアの「ITMediaモバイル」、朝日新聞社のIT雑誌「ASAhIパソコン」、世界文化社の男性誌「Begin」、徳間書店「ベストギア」など。他に寄稿先は、ビジネス誌や技術専門誌など多岐に渡る。ジャーナリスト活動のほか、IRIコマース&テクノロジー社の客員研究員、独立行政法人新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)の技術委員を務める。

《三浦和也》

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