大丈夫と言われた部品が飛散---三菱ふそうのリコール対象車

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リコール対象となった三菱ふそう製の大型トラックで、点検を受け異常は無かったと判断された車両からリコール対象部品だったプロペラシャフトが脱落、後続車4台がこれに乗り上げタイヤや車体を損傷する事故が起きた。

神奈川県警・高速隊によると、事故が起きたのは11日の午後10時40分ごろ。横浜市磯子区鳳町付近の首都高速湾岸線東行きで、25歳の男性が運転する大型トラックから金属部品が脱落した。

後続車4台が避けきれずに乗り上げ、このうち1台のクルマのタイヤがバースト。他の3台も破片を巻き上げた際に車体の一部に傷が生じるなどの被害が出た。負傷者はいなかった。

事故を起こしたトラックは三菱ふそう製の1997年型『スーパーグレート』で、脱落していたのはリコール対象となっていたプロペラシャフトであることが後の調べで判明している。

運転していた男性は警察の調べに対して「アクセルを踏んでもスピードが上がらなくなり、異常を感じて路肩に停止した。後方を見ると自分のトラックから脱落したと思われる金属片が落ちていた」などと話しているという。

事故車はリコール対象となった以後、秋田県内のディーラーで点検を受けているが、この際には異常が無いと判断され、部品の交換は行われなかったという。

警察ではリコール対象となったトラブルとの関連を調べるとともに、三菱ふそうに対して脱落した部品の鑑定を行わせるとしている。

《石田真一》

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