信南交通の高速バスがコース短絡

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信南交通の路線高速バスの運転手が設定したコースを間違え、所定よりも手前のインターチェンジ(IC)から高速道路に入ってしまい、途中経路で待っていた乗客6人がこのバスに乗れなくなるトラブルが発生した。

信南交通は13日、トラブルを明らかにするとともに、事態を国土交通省・北陸信越運輸局に報告した。

信南交通、国土交通省・北陸信越運輸局によると、トラブルは13日午前に発生している。午前9時30分に飯田を出発し、阿智村の昼神温泉などを経由して名古屋に向かっていた路線高速バスが、所定のコースを外れ、本来よりもひとつ手前の飯田ICから中央自動車道に入ってしまった。

乗客から「いつもとコースが違う」と指摘を受けた運転手も誤りに気づいたが、園原ICは下り線へ流入するのみで降りることが出来ない構造のため、そのまま通過。約25km離れた恵那峡サービスエリア(SA)まで進行した。

この間、運転手は営業所にトラブルの発生を連絡。営業所では別便を仕立てて、トラブルを起こしたバスが通る予定だった国道153号線のルートを走行。阿智、昼神温泉など途中のバス停で乗客6人を乗せて追走。恵那峡SAで待機していたバスと合流。

本来のバスに乗り換えてもらい、目的地の名古屋に向かった。このトラブルのため、名古屋到着時点で約40分の遅れが生じたという。

信南交通では「運転手の経路確認ミス。単純なミスとはいえ、路線バスとしては致命的であり、ただお詫びするしかない」としている。

しかし、北陸信越運輸局では「(信南交通は)今年7月に逆走トラブルも起こした際も乗客に対して八つ当たり的な言動を行うなど、初歩的な部分での怠慢が目立つ」として、近々同社に対しての立ち入り調査を行う方針を示している。

《石田真一》

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