【インプレ'04】松下宏  スズキ『アルト』 デザインに重きを置いたのが大きなポイント

試乗記 国産車
【インプレ'04】松下宏  スズキ『アルト』 デザインに重きを置いたのが大きなポイント
【インプレ'04】松下宏  スズキ『アルト』 デザインに重きを置いたのが大きなポイント 全 1 枚 拡大写真

米の飯とも称される軽自動車の定番モデル。今回のモデルではやや個性的な外観デザインを採用することで従来のモデルとは違った訴求をしたのが大きなポイントだ。

走りに関しては標準の自然吸気エンジンを搭載するだけで、動力性能も平凡なもの。これといって際立って特徴的な部分はない。グレードによって3速ATと4速ATがあるが、3速のほうが変速の忙しさがなくて好感が持てる印象。

足回りは全体に柔らかめで、操縦安定性より乗り心地を重視した仕様。タイヤサイズはグレードによって12インチ、13インチ、14インチとあるが、13インチ仕様がバランスが取れている感じ。低価格グレードに設定される135/80R12タイヤはさすがなプアな印象で、上級グレード用の14インチタイヤは乗り心地で13インチに劣る。

全体に安めの価格が設定されているのは大したものだが、ABSなどの安全装備はオプション設定とせずに標準装備にして欲しい。

■5つ星評価
パッケージング:★★☆☆☆
インテリア/居住性:★★★☆☆
パワーソース:★★★☆☆
フットワーク:★★☆☆☆
オススメ度:★★☆☆☆

松下 宏| 自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
  2. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  3. メルセデスベンツ『Gクラス』、オープン「カブリオレ」復活へ
  4. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  5. 「ミニプリウスになったな」トヨタ『アクア』改良モデルの「ハンマーヘッド」採用にSNSも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る