【マツダ水素ロータリー】最新RX-8プロトタイプに乗った!

自動車 ニューモデル 新型車
【マツダ水素ロータリー】最新RX-8プロトタイプに乗った!
【マツダ水素ロータリー】最新RX-8プロトタイプに乗った! 全 6 枚 拡大写真

「RX-8水素ロータリー・バージョン2」に乗った! 外観上は、03年東京モーターショー発表の「バージョン1」と変わらない。大きな違いはリアトランク内部。水素タンクがコンパクト化された。

エンジンルームを開けると、エンジンカバーに「レネシス・マルチ・サイドポート」の文字。その右隣に、水素伝達用の配管が見える。

車内には、センターコンソール上部に水素メーター(残量掲示計)。そこには、「水素」・「ガソリン」のどちらを使用しているかを知らせるランプ、水素漏れを知らせるランプもある。

では、早速エンジン始動!、と、その前に、「水素」か「ガソリン」、どちらで走るかの選択が必要。センターコンソール下部、灰皿の隣に設置された切り替えスイッチで選択する(右に「GAS」、左に「H2」、と表示)。

なお、エンジン始動した後、燃料を切り替えるには、一旦エンジンを停止させる必要がある。今後の開発で、走行中の切り替えも可能になるはず。

ちなみに、クルマの右側サイド後部に水素吸入口(燃料電池車と同形状)、左サイド後部に通常のガソリン給油口がある。ガソリンのみで550km走行、水素のみでは70km程度の走行が可能だ。

では、走りだそう。パワー的には最高出力110馬力。パワーピークの5000rpmを目安にシフトアップ。思っていたような、トルクの薄い感覚がない。通常走行ではまったく問題ない。3000rpm前後でのアクセルレスポンスも良い。しかも、エンジン自体の機械発生音が、ガソリン使用時と比較して低い。これなら、今すぐでも市販できるそうだ。

開発担当のプログラム開発推進本部、第3プログラム開発推進室・主査の柏木章宏さんは、「バージョン3(次期改良型)で市販というより、この状態でかなり市販状態に近いです」と自信をみせた。それはそうだ。柏木さんは「主査」。つまり、「市販」の統括責任者なのだから

《桃田健史》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  3. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  4. 日本初のクルマ専用「除湿剤」が登場、最長180日間快適に
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る