【ITS世界会議名古屋】進路をフロントガラスに投影

自動車 テクノロジー ITS
【ITS世界会議名古屋】進路をフロントガラスに投影
【ITS世界会議名古屋】進路をフロントガラスに投影 全 3 枚 拡大写真

ドライバーに対してカーナビの画面を「どのように見せることが適切なのか」、「どのように見せれば安全を損なわないのか」という議論は以前からなされており、ITS世界会議においてもひとつのテーマとなっている。

表現の方法や、そのアプローチには様々なものがあるが、デンソーはフロントガラスをヘッドアップディスプレーとして、そこに進路や標識などの情報を映し出すという方法を提案していた。

自分の進路にあたる路面の上に、コントラストの強い色でコースを描くというもの。標識類についても手前から表示されるため、結果的に視認できる時間が長くなる仕組みだ。

実際に体感してみると非常に便利なのだが、ここまで大型で、高輝度のヘッドアップディスプレーになると値段も高く、説明員は「現状では数百万ってところです」と語る。

投影に要するレンズの枚数も多く、装置自体も巨大で「今のクルマだとステアリングのシャフトなどもあり、実車に入れることは難しい」としており、実現までにはかなりの時間を要しそうだ。

だが、その一方で「装置を小型化することは不可能ではなく、バイ・ワイヤ技術が発達してステアリング装置からシャフトを廃止することができれば、搭載する余地も生まれてくる」という希望もあり、開発は今後も続けていくとしている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. 「まさにアメリカンスポーツの最高到達点」1000馬力越えの『コルベット』にSNSも注目!コスパ最強ハイパーカー誕生か
  5. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタに生産移管、いなべ工場は商用車専用に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る