運転中に私用ケータイ…観光バスの運転手を処分

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岐阜バス観光は25日、同社に所属する64歳の男性運転手が今月23日、大型観光バスを運転中に携帯電話の着信に2回応じるという不祥事が発生していたことを明らかにするとともに、国土交通省・中部運輸局に対して同日までに報告を行った。

同社では運転中の携帯電話使用を禁止しており、運転手は25日から3日間の乗務停止処分となっている。

これは岐阜バス観光が明らかにしたもの。不祥事が起きたのは今月23日、岐阜県羽島市から恵那峡に向かう日帰りツアーで、乗客41人の乗った大型観光バスを運転していた64歳の男性運転手が午前9時30分ごろと午後6時ごろの2回、自己所有の携帯電話への着信に応じる形で通話していた。

このうち1回は会社からの連絡で、通話時間も数十秒程度と短かったが、もう1回は家族からの私用連絡とみられ、通話時間は約2分に及んだ。

翌24日になり、当時このバスに乗っていた人物から同社に対して「バスが走行している際、運転手が明らかに私用と思える内容の電話に応じていた」との指摘があり、これを受け同社が運転手から事情を聞いたところ、通話に応じた事実を認めたという。

同社では運転中の携帯電話使用を禁止しており、業務連絡についての着信があった場合には、添乗員が代りに応じるか、サービスエリアなどでバスが停車した時点で掛け直すことを指示しているという。

同社では「安全上、問題があった」として、この運転手に対して25日から3日間の乗務停止を命じるとともに、国土交通省・中部運輸局に対して不祥事を報告したという。

《石田真一》

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