【ホンダ レジェンド×創ったひと】その3 ホンダオリジナルの「遅れの美学」…齊藤政昭 LPL

自動車 ニューモデル 新型車
【ホンダ レジェンド×創ったひと】その3 ホンダオリジナルの「遅れの美学」…齊藤政昭 LPL
【ホンダ レジェンド×創ったひと】その3 ホンダオリジナルの「遅れの美学」…齊藤政昭 LPL 全 5 枚 拡大写真

「おォー、なるほど、なるほど……」。箱根のワインディングで私は唸りっぱなしだった。試乗後、『レジェンド』開発責任者の齊藤政昭さんが、「じつは…、私たちとしても、最初からこういうシチュエーションで乗って頂きたかったのです」と本音を漏らす。

【画像全5枚】

北海道の鷹栖テスコース、栃木研究所テストコースでプロトタイプに乗ったとき、レジェンドの高性能さはじゅうぶんに理解できた。対して今回の一般ワインディング走行では、「実用性のあるスポーティ」を身体いっぱいに感じることができた。まず、ブレーキングがいい。心地よい減速Gで走りが楽しくなる。

また、ハンドリングの味付けが絶妙だ。低速走行時、ステアリングは直安性志向。すこし走行ペースを上げると、SH-AWDが「でしゃばらない」程度に効いて、ニュートラル感覚が気持ちいい。「それじゃ」と、すこしいい気になってコーナーを攻めていくと、クルマの挙動上「ここからはだめ!」というときにステアリングの反力が重くなり、「この程度なら全然OK」というときにはステアリングの反力はマイルドのまま。この「だめ!」と「OK」のタイミングが、レジェンドの動き(ドライバーが感じる動き)と、時間差がある。物理現象と人間の感覚がずれることで、「クルマを繰るのが、楽しい、気持ちいい」と感じる。ドイツ車でよくいわれる「遅れの美学」だ。

レジェンドは開発初期段階、独・ニュルでのテストも行なった。やはり、ベンチマークはドイツ車なのだろうか? 齊藤さんは、「いろいろと研究しました。なかでも一番気になったのは、(1世代前の)BMW『530i』。しかも、スポーツパッケージでないものでした」という。が、レジェンドのこの機動性は、BMWでも、アウディでも、はたまたメルセデスのフィーリングでもない。ホンダのオリジナリティのカタマリだ。

最後に齊藤さんに、レジェンドの満足度を聞いた。「もともとワタシは、タテマエをいう人間ではありません…。自分のやりたいことは、100%やりきれたと思っています」と、頬をゆるめた。

《桃田健史》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ボッシュがなぜ「しろくまくん」を買収したのか? “熱とAI”が変える、SDV時代の勝算
  2. トヨタが『カローラクロス・ピックアップ』開発中か? 日本市場でヒットの予感
  3. ホンダ『N-BOX』改良新型、「CUSTOM」が表情一新…6月22日から先行予約
  4. トヨタ2000GT、1/18スケールモデル予約開始…実車3Dスキャンでボディ形状を再現
  5. ダイハツ『ラガー』30年ぶり復活か?…土曜ニュースランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. ブリヂストンが新ホースブランド「ØPTIFY」発表、タイヤ事業のノウハウ応用…水素ステーション向け水素充填ホースも
  3. ETASとエレクトロビット、ADAS向け統合ソフトウェア基盤を発表…人とくるまのテクノロジー展 2026
  4. マツダの車載CO2回収装置、走行中の貯蔵に初成功…回収量は前回比9.6倍の804gに
  5. 「もはや地図事業だけではないHERE」…人とくるまのテクノロジー展2026初出展の背景を枝代表に訊ねる
ランキングをもっと見る