【スズキ スイフト新型発表】ライバルはベリーサなど強豪多数

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【スズキ スイフト新型発表】ライバルはベリーサなど強豪多数
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新型スズキ『スイフト』(1日発表・発売)の国内販売計画は、月3000台。一見少ないように感じられるが、この目標が達成されれば、軽自動車を主力とするスズキにとって、同社史上最大級の成功作となるのだ。

スズキ関係者が国内におけるライバルモデルの筆頭に挙げるのは、情感的なデザインの小型車という点でスイフトと性格が似ているマツダ『ベリーサ』だ。もちろんトヨタ『ヴィッツ』、日産『マーチ』、マツダ『デミオ』、ホンダ『フィット』など、各社のベーシックカーの名前も挙がる。

今年前半に登場し、人気を博した1000ccが主力のベーシックカー、トヨタ『パッソ』/ダイハツ『ブーン』については、「価格帯は近いですが、スイフトのほうが排気量が大きいことや走りに振った性格付けといった違いがあり、あまり競合しないのではないか」(スズキ関係者)

1.3リットルモデルのスターティングプライスは税込み101万3250円と、価格競争力では文句なしのスイフト。強豪ひしめく日本のベーシックカー市場で、どこまで精彩を放つことができるか。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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