日産自動車は、同社として初めてとなるサステナビリティレポートを発行した。
サステナビリティとは、「収益性の追求のみならず、地球環境保全や社会づくりにも配慮し、持続可能な発展の形を探ること」を意味する。
同レポートは、CSR(企業の社会的責任)に関して、企業としての考え方や方針をまとめた年次報告書で、様々な利害関係者との対話を図っていくためのツールとしている。
同社のカルロス・ゴーン社長は「日産のビジョン、中・長期計画、経営プロセス、そして投資プロセスにも、サステナビリティの考え方を反映させる」としている。
同社では、今回のサステナビリティレポートの発行を機に、各種の企業報告書の体系を整理した。
サステナビリティレポートをCSRに関する考え方やメッセージを中心としたレポートと位置付けた上で、CSRの3本柱である経済側面、環境側面、社会側面についての具体的な活動やデータ類については、それぞれ、アニュアルレポート、環境報告書、社会貢献レポートに掲載する。