乗客全員が就寝中の高速バス、出火

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14日、兵庫県姫路市内の山陽自動車道で、中国バスが運行する夜行高速バスが中央分離帯に接触。直後に出火し、車体を全焼する被害を出した。乗客と乗員の合わせて16人は出火直前に車外へ脱出したために全員無事だった。

兵庫県警・高速隊によると、事故が起きたのは14日の午前3時40分ごろ。姫路市飾東町大釜付近の山陽自動車道下り線を走行していた中国バスが運行する横浜発広島行きの夜行高速バス「メイプル・ハーバー号」が中央分離帯に突然接触した。

バスはそのまま路肩に停車したが、分離帯に接触した右前輪が発火していることに53歳の運転手が気が付いた。当時このバスには乗客14人と交替運転手1人が就寝していたが、運転手は火災の事実を告げて乗客たちに避難を指示。全員が車外に避難している。

運転手2人は消火器を使って延焼を防止しようとしたが、火は車体全体に燃え広がり、およそ30分ほどで全焼した。乗客にはケガはなく、パトカーで約15km離れたサービスエリアまで移動後、バス会社が手配したタクシーに分乗して目的地の広島まで向かった。

現場で行われた事情聴取に対し、運転手は「ボーッと考えごとをしていたら接触していた」と供述している。現場は見通しの良い直線区間で、警察では漫然運転による接触と、タイヤのパンクによる突発的な操縦困難の両面から調べを進めている。

《石田真一》

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