佐賀県警は15日、大便など自分の汚物をクルマから投げ捨て、それを踏む人を観察していたとして、佐賀市内に住む67歳の男を道路交通法違反(道路における禁止行為)容疑で摘発した。男は容疑を大筋で認めているという。
佐賀県警・佐賀署によると、路上に汚物を投げ捨てたとして道交法違反容疑で摘発されたのは、佐賀市内に在住する67歳の男。
直接の摘発容疑は14日早朝に起きている。男は乗用車を運転中、佐賀市兵庫南付近の交差点で停車した際に、運転席から新聞紙に包んだ自分の大便を路上に投げ捨てた。
これを張り込み中の警察官が現認。その場で職務質問を行い、男が投げ捨てたことを認めたため、摘発に踏み切った。
現場では昨年10月ごろから、通行人などが道に捨てられた汚物を踏むというトラブルが約200件発生している。場所はほぼ同じであることから、警察では現場の張り込みを続けていたが、今回は汚物を捨てる現場に初めて遭遇したという。
取り調べに対し、この男は「捨てた後、誰が踏むのか、どんな困った顔をするのかをクルマの中から観察していた」と供述。さらには「日々のストレスを解消する目的だった。警察が摘発してくれなければやめられないところだった」などとも話しているようだ。