兵庫県警は15日、バイク7台による集団暴走を行っていたとして、神戸市内に住む18歳の少年を道路交通法違反(共同危険行為)を現行犯逮捕し、同日に送検した。兵庫県内で改正道交法による暴走族摘発が行われるのは今回が初めて。
兵庫県警・兵庫署によると、集団暴走を行ったとして道交法違反の現行犯で逮捕されたのは、神戸市東灘区内に在住する18歳の少年。
この少年は14日の未明、仲間約10人と7台のバイクで集団暴走を行い、同日の午前1時55分ごろに神戸市中央区多聞通3丁目付近の国道28号線の交差点で赤信号を無視して進入。周囲の車両通行に危険を生じさせた疑いがもたれている。
パトロールを行っていた同署員が信号無視を繰り返し行っているところを現認。周囲の交通に影響を与える行為、すなわち共同危険行為の疑いがあるとして追跡を開始した。
バイクはその後も信号無視を繰り返して逃走したが、1台のバイクが運転を誤って転倒。警察ではこの少年を取り押さえて道交法違反(信号無視)の現行犯で逮捕。後に容疑を同共同危険行為に切り替えた。
警察ではこの少年を厳しく追及し、暴走に参加していたメンバーの洗い出しを進める方針。