より広い車内空間を求めるあまりに、ヨーロッパの自動車が太り始めている。その結果として路上のパーキング・スペースからはみだす自動車が増えている。
イギリスでは路上のパーキング・スペースの横幅は、最低1800mmを確保するよう法律で定められている。しかし横幅が太りすぎの自動車が増えていることから、実に3分の1の車種がこのスペースからはみ出して駐車せざるをえなくなっている。
たとえばルノー『セニック』の車幅は1810mm、アウディ『A6』は1855mm、フィアット『ムルティプラ』は1871mm、BMW『X5』は1872mmなど。駐車スペースからはみ出してしまう太り気味の自動車が、道路の混雑感をいっそう強めているようだ。