急発進したクルマに警官が発砲…容疑者負傷か

自動車 社会 社会

20日、福岡県福岡市東区内の国道で、盗難届の出されていたナンバープレートを装着したクルマを運転中の男に職務質問しようとした警察官が、急発進したクルマにはねられそうになる事件が起きた。

福岡県警・自動車警ら隊によると、事件が起きたのは20日の午前11時10分ごろ。粕屋署から「盗難ナンバープレートを装着したクルマが福岡市東区方面に逃走した」との連絡を受け、自動車警ら隊のパトカーが福岡市東区松香台1丁目付近の国道3号線をパトロールしていたところ、午前11時5分に該当のクルマを発見した。

このクルマが信号待ちで停車した際、パトカーに乗務していた38歳の警部補ら2人が職務質問を行うために前方から接近したところ、エンジンを吹かして急発進してきた。

警部補は身の危険を感じたため、上空に向かって拳銃1発を威嚇発砲。その後に前部ラジエター付近に2発を直接発砲した。

クルマはそのまま現場から逃走したが、その後に現場から約1km離れた駐車場に乗り捨てられているのが発見されている。運転席付近には血痕があり、運転していた男が発砲によって負傷した可能性も否めないという。

クルマには男2人が乗っており、警察では公務執行妨害事件として捜査を開始している。

今回の発砲について、警察では「警部補は身の危険を感じており、容疑者を制止する目的での発砲は正当な職務の一貫と考えている。容疑者の負傷については、発砲との関連を現時点では断言できない」とコメントしている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  2. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  3. 「4気筒1000ccツアラーは神」ホンダの新型スポーツツアラー『CB1000GT』初公開に、「ほぼパーフェクト」など絶賛の声
  4. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  5. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る