全裸男に未必の殺意…殺人容疑で送検

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大阪府警は21日、今月18日に大阪府茨木市内で発生した連続ひき逃げ事件について、業務上過失致死傷容疑で逮捕した男に「未必の殺意があった」と認定し、容疑を殺人容疑に切り替えた上で送検した。

また、20日夜までに1人が死亡し、死亡者は2人となった。

大阪府警・茨木署によると、問題の事故は今月18日に発生している。同日の午前6時25分ごろ、茨木市中穂積3丁目付近の市道で、自転車で駅に向かっていた25歳の女性など5人が後方から走ってきた乗用車に次々とはねられたというもの。

現場の道路は幅員が2.5m程度と狭く、クルマ1台が通るのが精一杯で一方通行の規制となっていたが、クルマはこの道路をかなりの速度で、ときにはジクザク走行をして周囲の壁などに接触を繰り返しながら、文字通り「自転車を追い掛け回す」状態で走り続けた。

一連の事故で1人が死亡、4人が重軽傷を負ったが、20日夜までに重傷だった56歳の男性が死亡し、死亡者は2人になっている。

このクルマは最終的に近くのアパートの生垣に突っ込み、全裸で運転していた25歳の男も一時は意識不明になるなどの重傷を負っている。

警察では男を業務上過失致死傷容疑で取り調べていたが、事情聴取の際に「人を殺そうと思った」などと供述していたことがわかった。

警察では男に「未必の殺意が生じていた」と認め、容疑を殺人に切り替えた上で大阪地検に送検している。

しかし、男には精神科への通院歴があることから、警察では責任能力の有無について慎重に調べを進めていく方針だ。

《石田真一》

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