21日、新潟県柏崎市内の北陸自動車道下り線で、88歳の男性が運転する軽自動車が逆走し、追越車線を走行していた乗用車と正面衝突する事故を起こした。
この事故で逆走側のクルマを運転していた男性が即死。順走側の3人が軽傷を負った。警察では逆走に至った経緯などを調べている。
新潟県警・高速隊によると、事故が起きたのは21日の午後4時ごろ。柏崎市中田付近の北陸自動車道下り線で、追越車線を逆走していた軽自動車と、順走していた乗用車が正面衝突した。
衝突後、2台とも中央分離帯に再衝突し、軽自動車はこの際に原型を留めないほどに大破している。
この事故で逆走車を運転していた88歳の男性が全身を強く打って即死。順走側のクルマに乗っていた5人のうち、後部座席に乗っていた47歳の女性と、12歳と11歳の女児の合わせて3人が打撲などで軽傷を追っている。この3人はいずれもシートベルトを着用していなかったようだ。
警察によると、事故の直前から「逆走車が走っている」という通報が相次いでおり、同隊が目撃された地点にパトカーを派遣し、捜索している最中に事故が起きてしまったという。
現場は片側2車線で、警察では死亡した男性がどこから高速道路に進入したのかを調べる方針だ。