「免許が取れなくなる」白バイから逃げ横転、炎上

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23日、青森県藤崎町内の町道で、速度超過違反でパトカーの追跡を受けていた乗用車が運転操作を誤って路外に逸脱。道路と並行する用水路に横転して落下し、炎上する事故が起きた。

乗っていた19歳の少年3人は出火前に逃げ出して無事だった。警察では運転していた少年を道路交通法違反(速度超過)の現行犯で逮捕している。

青森県警・交通機動隊、同・弘前署によると、事故が起きたのは23日の午前11時25分ごろ。藤崎町藤崎付近の町道を交通機動隊の白バイがパトロールしていたところ、制限速度50km/hの町道を100km/h超の速度で走行する乗用車を発見した。

白バイはサイレンと赤色灯を使用した状態で追跡を開始。クルマは一時118km/hまで加速してこれを振り切ろうとした。

クルマは高速度を保ったままの状態で途中の交差点を曲がろうとしたが、リアのタイヤがロックしたままの状態で路外に吹っ飛ばされるように逸脱。横転したまま道路と並行して流れる用水路へ転落した。

漏れたガソリンに引火し、クルマは直後に炎上したが、乗っていた19歳の少年3人はいずれも出火直前に車外へ脱出しており無事だった。

警察ではクルマを運転していた少年を道交法違反(速度超過)の現行犯で逮捕したが、この少年は自動車教習所に通っており、仮免許の段階だった。だが、運転時は仮免許証を所持しておらず、同乗していた少年にも指導資格は無かった。

取り調べに対し、この少年は「仮免許を取り消されたり、運転免許が取れなくなるのが嫌で逃げた。運転には自信があり、あのスピードでも何とか曲がりきれるだろうと思った」などと供述しているという。

交通機動隊では「正当な職務の範囲内であり、追跡方法に問題はない」とコメントしている。

なお、少年には仮免許運転違反も追加される見込みで、本免許の交付が見送られる可能性が高い。

《石田真一》

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