29日にダイハツから発表・発売された2代目となる新型『ミラジーノ』。新型といっても、このデザインに見覚えのある方も多いと思う。03年の東京モーターショーに『XL−C』という名前でコンセプトカーとして登場していた。
初代のミラジーノは、先代のミラをベースに、先代『ミニ』(ローバー)を思わせるレトロなデザインを実現するために、グリルやヘッドライトなどフロント周りのボディパーツを一新していた。
だが、ベースのボディがスクエアな形状をしていたために、車体のフレーム自体は『ミラ』と共通のものを使用していた。
しかし、02年に登場した現行型のミラは、Aピラーを寝かせたデザインを採用。とてもミラジーノを設計できるようなフレーム形状ではなくなってしまった。そのめたに新型ではボディからミラジーノの専用設計となっている。
つまり車体のベースとなるプラットフォーム自体は、ミラなどと共用しているが、その上のボディはミラジーノ専用となり、もはやミラの“派生車種”の域を飛び出してしまっている。
その結果、2BOXの軽自動車としては、ボリューム感のある質感の高いエクステリアデザインを実現している。とはいえ、新型ミラジーノも新型ミニに似てしまっているような気がしなくもないが……。