27日、北海道網走市内で、アイスバーンでスリップした乗用車同士が接触。このうち1台が押し出されるようにして路外に逸脱し、斜面から転落する事故が起きた。この事故で50歳の男性が死亡している。
北海道警・網走署によると、事故が起きたのは27日の午後5時5分ごろ。網走市呼人付近の道道で、50歳の男性が運転する乗用車と、31歳の女性が運転する乗用車が接触した。
このうち50歳男性のクルマは押し出されるようにして路外に逸脱。そのまま急斜面を滑降するような状態で約7m下まで転落した。
この事故で男性は全身を強く打って間もなく死亡。女性も打撲などの軽傷を負っている。
現場は路面は寒波によって凍結し、ブラックアイスバーンの状態となっていた。調べでは接触事故自体は軽微だったものの、男性のクルマはアイスバーン上で急ブレーキを掛けたことで安定を失い、そのまま接触の余力で押されるようにして路外に逸脱したものと推測している。
警察では生存した女性から事故当時の詳しい状況を聞き、発生プロセスをさらに調べる方針だ。