ロンドンの渋滞課金が60%値上げへ

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2003年2月から、実施されたロンドンの渋滞課金(Congestion Charge)制度。ロンドンの中心部へ乗り入れる自動車に対して5ポンド(約980円)課金することで、渋滞を緩和させようとする制度だ。

この渋滞課金制度の導入に踏み切ったロンドンのケン・リビングストン市長は、11月30日、この課金額をこれまでの5ポンドから8ポンドへと、60%も引き上げることを明らかにした。引き上げ実施は、早くとも2005年7月になるという。

この引き上げによって年間5000万ポンド(98億円)の増収となるという。同市長は昨年再選された際に、渋滞課金エリアを2倍に拡大する計画を公約に掲げていたが、こちらは地元住民の反対もあり2007年にずれ込む見通し。

そして、エリア拡大によって得られるはずだった増収分が得られなくなったことから、その分を今回の課金額引き上げで賄おうとしているのではないかと見られており、ロンドン中心部の小売業者や運送業者から批判の声が上がっている。

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